これはPENTAX645。もちろん「D」じゃないよ。
PENTAXのデジタル一眼レフ「*istDL2」を8年使い続けた。昨今のデジカメ技術の進歩は凄まじく、8年前のデジカメは骨董品どころかジャンク。最新のフルサイズ機を使っているような人からするとゴミみたいな物ではないだろうか。
新しい物は大好きだが、基本的に物持ちが良く、気に入った物は大切に使い続ける事が多い。僕はこのゴミ扱いされかねない古いエントリークラスのデジカメで露出、シャッタースピード、絞り、感度、といったカメラの基本を学び、中古のマニュアルオールドレンズを漁り、家族の笑顔を収め、共に歩んできた。言葉では言い表しがたい愛着を持っている。長時間露光、赤外撮影、ブツ撮り、微速度撮影はカメラにその機能が無いので、LEGOやArduinoで装置を作ったり、もう散々遊び倒してきた訳で、そりゃ簡単にポイーとできんわ。
その結果がこの有様。
新しいデジカメが欲しいと悩んでいる間に、何故かフィルム中判カメラが2つ仲間に加わっていた。それぞれシーン、用途に応じて住み分けができており、このままの環境でも十分だと思うが、如何せん8年という月日はカメラボディの各所にダメージを与えており、ダイヤルがまともに動かない、突然のフリーズ、電池の接触が悪い等の症状が目立ってきた。もう*istDL2のライフはゼロよ。この子は十分働いた。寂しいが、そろそろ潮時。といったところか。