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遊びがてら3Dプリンタで作ったものが話題になった。

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2014/06/20 9:41 pm
Blog Category / 日記
 

shd1
先月はじめ頃、3Dプリンタでの照英ヘッドを作りを終えていたのだが、作った後はやはり人々のリアクションを得たくなるのが製作者の性というもの。フォロワー数僅かのtwitter初級者()である僕がツイートしたところでその反応は薄いので、制作途中の静止画を編集して動画に仕上げ、ニコニコ動画へ投稿してみた。で、投稿直後の1週間は閲覧数100以下の底辺動画だったのだが…
shd2
ファッ!!??
5月7日に投稿して以来話題にすら登らなかった投稿の状況を見て、まーそんなもんだよなーと受け止めていたのだが、5月中頃を境に視聴数が急騰。ランキングもカテゴリーランキングにおいて1位に、ジャンル別ランキングも1位、総合ランキングでは10位内に食い込んだ。その後は1週間以上の間カテゴリーランキング1位をキープし、勢いが緩やかに下降して現在に至る。
最終的な視聴数は186,000回という結果に。
急上昇に至るきっかけ
一度埋もれたと思われた動画が話題になった原因を考えてみると、3Dプリンター製の銃を制作して逮捕された男が一大ニュースとして取り上げられた時期と重なる。3Dプリンタへの関心が高まると同時に、逮捕者が以前ニコニコ動画にも銃関連の動画を投稿していた事が発覚したのも影響したのだろうか。一時的にトレンドタグが「3Dプリンタ」になっていた事から、タグを伝って照英動画に到達→twitterで拡散という流れが想像できる。
一度twitterで拡散されると勢いはとどまることを知らず、twitterで「照英」と検索すると該当動画が数秒おきにツイートされているという状況だった。インフラと化したソーシャルツールの持つ底知れぬ不気味さ、怖さを改めて実感した。
ニュースサイトに掲載される
shd3
twitterでバズられると、yahooヘッドラインをはじめ、幾つかのニュースサイトにも取り上げられた。動画ページ経由のツイート、ニュースサイト経由のツイート、そしてそれらのリツイートと併せて更に勢いが加速。挙句の果てにテレビ局からアプローチされたが、芸能人の顔という限りなく黒に近い題材なので断る他無い。みずぽ議員のキス顔みたいな公人をモチーフにしておけばよかった。
動画内での反応と本来の意図
コメントの大半は「wwwwwww」に占められ概ねウケはしていたが、「似てない」「塗りが下手」とその仕上がりに厳しい言葉を投げかけられる事も。人の目に触れるという事は当然批評がついて回るが、事実は事実なので素直に認めて次へと繋げたい。satoxieちゃんはまだまだ照英づくりをやめへんで。
尚、この動画には3Dソフトでのデジタルモデリング、スライサーでの処理、本番前のテストプリント、長時間を要する本プリント、表面処理、塗装といった3Dプリンタにおける物づくりの一連のプロセスを端的に纏めて紹介するという意図を持たせてあったが、動画内コメントでそれについての言及が少ないことから、3Dプリンタから出力されたインパクトのある結果が全てで、本体やそれに付随するワークフローに殆ど興味は持たれない事が分かった。
さいごに思ったこと
twitterとニコニコ動画こわい

3Dプリンタ製照英ヘッド、完成。

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2014/05/02 4:49 pm
Blog Category / 制作ログ
 

sen1
ヒィヒィ泣かしてやるで
塗装を終え、最後の仕上げ「涙」の表現をGOLDENのハイソリッドゲルを用いて施した。乾くと透明になるが、収縮が起きるため、それを見越して少々大袈裟に塗りつける。足掛け3週間、ようやく照英ヘッド作りがエンディングを迎えようとしている。心なしか照英も嬉しそうだ。
sen2
翌朝。泣いてる。
ときはGW、僕社畜。サッとiPhoneで写真を撮り、
号泣する照英を横目に、慌ただしく家を後にした。
仕上がりに納得ができるかと問われれば決して肯定することはできない。プリント時の積層方向も工夫すれば良い結果が得られるだろうし、モデリングソフトでの陰影の付け方がプリント時の再現性を考慮しておらず、ディティールが甘いなど(特に髪)、反省点が多く残る仕上がりだ。がしかし、僕のようなローテク人間が3Dプリンタに夢を抱き、ローエンドモデルのプリンタを組み立て仕組みを学び、データを一から作り、こうして一応のフィニッシュを迎えられた事は、モチーフがどうであれ意義深いのではないだろうか。と勝手に自己満足している。
つまるところ、うっひょーできたよー!すっげーうれしい!

3Dプリンタ製照英、仕上げの塗装と化粧。

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2014/05/01 11:36 am
Blog Category / 制作ログ
 

sef1
髪を塗ったらのっぺり
前回の記事で肌の塗装を終えていたが、結局またやり直していた。塗り直しも6度目になると塗料の調合、エアブラシの吹付けに慣れ、納得のいく結果を得ることができた。その後、アクリルガッシュの黒で髪をベタ塗りしたのだが、ご覧の通り酷い有様だ。のっぺり、真っ黒、カツラかい。
sef2
オペを開始する
サフレス塗装で透明感を得た代わりに陰影がはっきりせず、ぼやけた印象があるので、墨入れを。それに加え、眉毛・唇への彩色、タミヤウェザリングマスターでのお化粧、髪へのハイライト入れなどの各種仕上げを行った。
sef3
こんばんわ。デジタルファブリケーションの産物です。
モデリング、3Dプリンタでの出力、塗装と結構な時間を掛けてしまったが、照英ヘッド制作メモも残すところあと1回。あとは涙を表現して、特集記事に纏めれば終了の予定。ようやく「3Dプリンタで照英を出力する」という義務感から開放されるのだ。

3Dプリンタ製照英ヘッドをサフレス塗装してたら、妙に艶かしくなってきた。

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2014/04/24 1:30 pm
Blog Category / 制作ログ
 

写真(1)
未知の塗装、サフレスクリア塗装。
表面処理を終えた照英ヘッドは塗装工程に進んだ。肌の透過を狙いクリア塗料を用いたサフレフ塗装にチャレンジしたものの、エアブラシ塗装スキルの低さ、知識の無さが相まって、5回もやり直しする羽目に。リセットの度に様々な混色を試し、ようやく合格点ギリギリの仕上がりに持っていけた所で休日が終了。せっかくの晴天、せっかくの休日だというのに、僕は一体何をやっているんだ。
sepaint
クリア塗料だけの混色では今のところ、これがベストと判断。
シャドウ部へ先にクリアレッドをエアブラシで吹き付けるのだが、何故が艶かしさが出てきて軽く混乱した。これはあれだ、美少女系フィギュアの質感そのものじゃないか。そこはかとなく発せられるエロス、リビドー。塗装、マジ奥深い。照英、マジセクシー。ネットを巡っていて初めて知ったのだが、失敗して塗料は剥離させる際はどこの家庭にもある「マジックリン」が便利。一瞬で塗料を剥いでくれる。※水性アクリル塗料に限る
写真(3)
こんにちは、濡れ照英です。
仕上がりは少々彩度が高いと思うが、隠蔽力の高いガッシュでの塗装と比べ、血色の良さが際立った。全体の光沢は、最終的につや消しのトップコートを吹き付ければ消える。
写真(4)
もうちょっと顔にシャドウを吹き付けてもいいかもしれない。
後はファンデーション(タミヤウェザリングマスター)で調整するか、更に踏み込んで肌のテクスチャを塗装で再現するか…。髪の毛はアクリルガッシュでの筆塗りを予定している。

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