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3Dプリンタ製DIYステディカム その7 完成

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2015/03/14 12:02 pm
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final
ようやく完成
前回組み立て、テスト撮影を終えていた自作ステディカム。風に弱くYAW軸がくるくると回ってまともに撮影できなかったが、バランス調整の更なる追い込みを行ったりグリップを短く印刷し直したりしてようやく完成。設計と3Dプリンタでの出力も大変だったが、ステディカムは調整が要なんだな。と今回の制作で理解する事ができた。
IMG_5079
こうかはばつぐんだ
YAW軸の回転対策はジンバル部に新しいネジを付け、iPhoneマウントに輪ゴムを引っ掛けるシンプルな方法を取った。スムースな回転を妨げずに適度なダンピングが有り、副次的効果としてパン操作も自由自在に行えるようになって驚いた。
IMG_5081
安物ワイドレンズ
iPhoneで動画を撮影すると画角が狭く、仕上がりがイマイチになる。地元の店でクリップ式の安価なワイドレンズを見かけたので試しに買ってみた。
IMG_5082
酷すぎる
こんなオモチャに文句を言っても仕方が無いのだけども、画角は広がるもののレンズ周辺部の滲みが酷い。そのうちiPhoneからアクションカムに置き換えたい。
サンプル動画
以上で第一作目ステディカムの制作は完了。
触ったことも見たこともないこのステディカムを3Dプリンタと3DCADを駆使して完成まで持っていけたので概ね満足している。次に作るとすれば、グライド式のスタビライザーや電子制御式のブラスレスジンバルにチャレンジしたいと思う。

3Dプリンタで判子を作った

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2015/02/26 9:47 am
Blog Category / 制作ログ
 

unkohanko1
はんことうんこって似てるやん
ふと3Dプリンタで判子って作れるのかな?との好奇心が湧いてきた。調べてみると家庭用個人向けプリンタでの出力例があるようだ。精度は期待できないだろうが自分もぜひ試してみたい。早速制作にとりかかった。
データ作り
判子にする文字はうんこにした。版下はAdobeAiでササっと制作し、3DCGソフトにエクスポートして立体化する。
unkohanko2
初っ端から間違っている件
AdobeAiから出力したEPSファイルをShadeでインポートし、厚みを付けて立体化したが、この段階で盛大なミスを犯してしまっている。身近な判子作りでのセオリーとして文字や絵柄を反転して掘ってゆく訳だが、そもそもこれは3Dプリンタで印刷するので掘る必要は一切無い。後にこのまま印刷した後に反転させなくてもよかった事に気付き、2.5時間もの時をロスしてしまった。
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3Dプリンタ「PRN3D」でABS印刷する際に剥がれない方法

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2015/02/23 11:09 am
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写真 2015-02-21 14 06 00 (1)
そういえば、iPhone6をずっと裸のまま使ってるなー。という事でケースを印刷してみよう。造形データはThingiverseからダウンロードし、3Dプリンタ「PRN3D」にてフィラメントはABS、造形ピッチは0.3mmという条件で印刷した。印刷時間は1時間程だったかな。
広い面積だと厳しい
PRN3Dは通常だとヒーテッドベッドの温度が70〜80度程度までしか上がらず、ABS印刷を行うには心許ないスペックだ。ベッドの温度が100度位であるのが理想なので、PRN3Dユーザーはベッドに改造を施して最高温度を上げている例が見受けられる。
僕の場合、以前はマスキングテープにスティック糊を塗って土台に接着させていたが、ABSの反りに負けてマスキングテープごと剥がれる始末。その後ネットでカプトンテープにヤスリがけを行うのが良いとの情報を見かけたので実践してみたところ、非常に効果的だったのでその方法で運用していた。
しかし今回のiPhoneケースは今まで印刷していた小物と違い、土台の面積が大きい。試しにカプトンテープ&ヤスリがけ(ベッド非加熱)で印刷してみたところ、ある程度造形が進んだ段階でケースの四隅が浮いてしまった。
カプトンテープ+ヤスリがけ+ヒーテッドベッド60度で食いつく
そこでカプトンテープにヤスリがけした土台にスティック糊(消えいろPit)を塗るという単純な方法に併せてヒーテッドベッドを60度に加熱(室温が低いと70度まではなかなか上がらない)。印刷結果は冒頭の写真の通りで、ラフトが無しという条件にも関わらず造形物の浮きは一切見受けられなかった。印刷後土台から造形物を剥がす際は強力に接着しすぎて剥がすことに苦労する程だ。
ヒーテッドベッドを改造するのが一番良いのだろうけど、
こういう簡単な方法もあるよ。という事で。

モスバーガーの落書きプロセス

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2014/12/19 6:34 pm
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mos
仕事でたまに写実風のイラストを描く必要が生じる。撮影環境、対象になる物が手に入らない、撮影技術が無い、予算の都合等の制約に迫られてという非常に後ろ向きな理由からだ。肝心のスキルはとにかく数を描いて磨く方法しか無いと思うが、そう頻度が高い訳でも無い。なので、昼休みや空き時間、気が向いた時に落書きをしてトレーニングを行っている。落書きは心の安らぎ。傍から見ると遊んでいるように思われるかもしれないが、本人はいたって真面目なんだ。
僕は元モスクルー(僕アルバイト)。来る日も来る日もハンバーガーやホットドッグを作っていた。パティをひっくり返すスピードとポテトの正確無比な計量はクルーの中でも抜きん出ていた。店長はフランチャイズ先の会社に所属している他県出身の社員で、課せられた売上ノルマと過酷な労働状況を嘆き、僕を含む若い学生バイト相手に度々愚痴をこぼしていた。
時は流れ、自身が社畜となった今、そんな過去を思い出しながらモスバーガー(定番ハンバーガー)を落書きしていたのでそのプロセスを載せてみる。
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