ジンバルまで完成させていたステディカム。随分と放置していたが、重い腰を上げてアームのパーツ設計を開始した。生来のいい加減な性格と3DCAD(初心者向け123D Design)との親和性は非常に悪く、ミリ単位の調整は脳みそがオーバークロックを起こして熱暴走寸前だ。にがて。
アールを描いたアームにはトラス型の肉抜きを与えた。端のギザギザとした形状は別のアームパーツとの角度を調整するための物。実際に出力してみないと上手く機能するかは分からない。
前回の記事で出力していたジンバルパーツは3Dプリンタの改造・メンテ前に出力したもので印刷のクオリティが低く(ネジやベルトの緩みも影響してか酷い)、パーツ色が白。個人的にはカメラ用品といえば黒というイメージがあるので、フィラメントを変えて再度出力した。積層単位0.3mmにしては上等な仕上がりになったと思う。
中央の軸受けと外側の軸受けの間に1mmの隙間があり、それを埋めるために金属製のワッシャーを入れると径が大きすぎてベアリングの動きを阻害してしまっていた。丁度のサイズのスペーサーになるような物は近所のホームセンターでは見つからないので、写真の様な極小のブッシュを出力してみた。
直径6mm、高さ1mm、内孔と外径の差は1.5mmという家庭用3Dプリンタにとっては極小なサイズ。まともにできるのかと失敗上等で試してみたのだが、十分に実用に耐えれる精度で出力できた。積層単位は0.1mm、プリントスピード10mm/s程度という慎重なセッティングだったが、出力時間は僅か数分。お手軽だ。