何年か前からプラモデルが作りたい欲が育っていた。
しかし、制作にあたって塗装のプロセスが問題となってくる。家族の理解と猫の健康のためには塗装ブースが必要となるが、市販品のレビューを見てみると価格のわりには能力が低いらしい。それなら自作だな!という事でやっていきます。
自作塗装ブースはプロペラファンを使った吸い込み式と、シロッコファンを使った押し出し式といった方式があるようだが、自分はシロッコファンを選択した。
風量215㎥/h・騒音38.5dbのカタログスペック。タミヤのツインファン仕様の塗装ブースに比べて1.8倍程の能力がある事になる。そもそも塗装ブースは使った事も稼働中の状態を見た事も無いので比較のしようが無いが、まあこれで風量が足らなかったら中間ファンを追加するなり大風量のファンに替えるなりすりゃええやろ。程度な軽い気持ちで作っていく。
自作ブースの材料は定番として衣装ケースをくり抜く事が多いようだが、僕はDIYerの端くれだから理念とプライドを持って木材を利用したい。といのは建前で、家に在庫していた端材を使えばタダやんと。杉材を芋接ぎした切れ端や、MDF・ベニア板の余りを利用したので、素材感はバラバラである。
はい。
この後サンダーでRを削ってファンを取り付ければ完成。加工にはスライド丸鋸、丸鋸、ジグソー、オービタルサンダー、トリマー、クランプなどをフル活用した。過剰なラインナップの道具の力に頼れば、切断加工から組み上げまで2時間もかからなかった。持ってて良かった電動工具。振動ドリルとハンマードリルもあるよ。
塗装ブース自作クラスタ定番の衣装ケースやプラダンは、コストと加工の手間を考えるとベストな選択だよな。木材は意外と価格が高く、加工するにしても鋸での直線切りは難しいし時間もかかるし。
ダクトは元々部屋にあった排気口のカバーを外して突っ込んだ。スポンジテープで隙間を埋めているが、漏れるようだったらコーキングをしたい。
シロッコファンをネジ止めし、先人の知恵「100均グッズ」でフィルターを取り付けていく。まずは焼き網をネオジウムマグネットで固定。
更にレンジフードフィルタを固定。
吹き返し防止用の仕切りを段ボールで作って設置。
猫の爪とぎ(自宅ストック分)でハニカムフィルターもどきを作って、本体とダクトの間をアルミテープで密封して完成。
総費用は8000円程で市販ロースペック品の半額程度で済んだ。
まだ実際に使っていないので能力の程度は分からないが、これで塗装環境が整ったので気兼ねなくプラモが作れるようになったぞ。