DIYで吹き抜けを一部塞いだら何ということでしょう
我が家はBESSという住宅メーカーのワンダーデバイスと名のついた半注文住宅で、リビングに広大な吹き抜けがあり、その上部の固定窓から差し込む光が眩しい。ベランダから立掛けた簾は用をなさないうえにみっともないので何とかして欲しいと妻から言われ続けていたが、この箇所に脚立をかけて日除けを付けるのは一筋縄ではいかないだろう。かと言って業者に頼むと大げさな足場を組まれて多大な工賃を要求される事が予想できる。
そこで、ブラインドなりロールスクリーンなりを取り付ける為に吹き抜けを一部塞ぎ、
ついでに手摺もつけて無駄な空間を有効活用してやろうと考えた。
手摺を撤去して金具を設置
まず2階の手摺をぶった切った。もう後戻りはできない。手摺を撤去した箇所に床梁を渡すための金具を装着したいが、化粧材が設置の邪魔をしているので何とか処理しなければならない。ちなみに設計図はチラシの裏となります。
よし、むりやり削ろう。
BOSHのトリマーとブロアーバキュームを用意。このトリマは凶悪な轟音と木屑を撒き散らしながら木材を削るつよい工具だ(更に上のランクとして最強につよいルーターがある)。気をつけないと指が飛ぶし、そもそも粉塵対策をしていない屋内でで使うものじゃない。
猫は好奇心のかたまり。危ないのでケージに入ってもらった。
不安定な姿勢で何とか削り終えた。指は生えている。
削った箇所に床梁を受け止める金具を固定。これから床梁となる杉材を用意する。
床梁を渡す
床梁には3m、3寸角の杉材を使用する。スライド丸鋸では切ることのできない厚さなので、丸鋸で半分溝を切ってから手鋸で採寸通りに切断した。
見えづらいが奥にも金具が設置してあり、前後の金具へ角材を引っ掛けて固定した。金具は構造材に打ち込んでいるので強度的には問題が無いと思う。家の施工時にありとあらゆる記録を写真として残しているので、家のだいたいの構造は理解できている。
床根太の施工
渡した梁に定間隔で根太を固定。木材は2×4SPFとシンプソン金具を使用した。突如として完成したキャットウォークに猫が興奮気味だが、残念ながらここは床を貼って塞がれてしまうんだ。
完成が近づいてまいりました。
床材の施工
土台となるものが完成したので、早速OSB合板を貼り付けた。ところどころ採寸を間違って隙間が空いているが、後に修正。この上にフローリング材を貼っても良いが、費用と手間が惜しいし、生活上の動線となるエリアでは無いので、しばらくはこれでいいやと妥協することに。
日除けを取り付けるための足場として見ると大掛かり。OSB裏面の印刷がワイルドでなかなか良い。
猫の評価
ヨメ依頼のタスクを完了
遮光ロールスクリーンを設置。これで陽射しは遮る事ができるようになった。このままでは危ないので、次に手摺を取り付ける。
手摺の施工
予めウォルナット色で塗っておいた2×3材を既存の手摺、壁と接合してから等間隔で小柱を設置。
手摺と小柱の接合は、手摺に深めの穴を掘ってビスを打ち込み、丸棒を叩き込んでから切り落とすとビスの頭が見えなくなる。
既存の手摺と新しい手摺が交差する箇所を整えてフィニッシュ。やったぜ。
完成
素人仕事なのでスキルの低さ故のアラは目立つが、ヨメの依頼を達成すると共に、新しい空間を手にすることが叶った。
今回のDIYにおける日数は述べ2日、諸費用は木材・金具・塗料を合わせて3万円程だったかな。家の手摺をぶった切り、壁に穴を空ける行為はなかなか勇気がいるが、施工前に自分が頭の中で描いたイメージ通りに完成することができたので満足している。
新たな空間は自転車置場となった。このままではスペースが無駄になっているので、
2台の自転車を右側の壁に縦置きできるようにしたいところです。