以前プラスチック粘土「スカルピー」で照英の胸像を作っていたが、更なる高みを目指すため、3Dで照英をモデリングし、家庭用3Dプリンタで出力した一連の記録をここにまとめる。使用したモデリングソフトはフリーのSculptris、3Dプリンタは5万円のPRN3Dキット。粘土造形とは似て非なる3Dデジタル造形は色々と勉強になった。
ブログ記事一覧
3Dプリンタ用で出力用のデータを毎夜少しづつ制作中。モチーフは勿論、以前粘土で作った事もある照英だ。今度は3Dプリンタでリベンジを果たす。
先日公開したSculptrisでのモデリング進捗で、照英ヘッドの顔の一部をテスト出力し、予定サイズでのプリントはほぼ問題が無い事を確認できていた。大きなサイズは大丈夫。んじゃ、小さなサイズはどうなのか。気になる。
一旦の目標であった3Dプリンタでの照英ヘッド出力がとりあえず成功した。
どこか暖かみのあったスカルピー製照英ヘッドと違い、異様にリアルで死体のような印象を受け、正直怖い。表面処理をし、塗装を追い込んで施せば相当リアルになるんじゃなかろうか。一体俺は何を目指しているのか。
少し間が開いたが、3Dプリンタでの造形を終えていた照英の表面処理を終えた。積層跡が若干残っているが、あまりに滑らかにしてしまうと二次元アニメ系のフィギュアのようになりかねない。強引だが、肌のテクスチャとして受け止める。
少し間が開いたが、3Dプリンタでの造形を終えていた照英の表面処理を終えた。積層跡が若干残っているが、あまりに滑らかにしてしまうと二次元アニメ系のフィギュアのようになりかねない。強引だが、肌のテクスチャとして受け止める。
サフレス塗装で透明感を得た代わりに陰影がはっきりせず、ぼやけた印象があるので、墨入れを。それに加え、眉毛・唇への彩色、タミヤウェザリングマスターでのお化粧、髪へのハイライト入れなどの各種仕上げを行った。
塗装を終え、最後の仕上げ「涙」の表現をGOLDENのハイソリッドゲルを用いて施した。乾くと透明になるが、収縮が起きるため、それを見越して少々大袈裟に塗りつける。足掛け3週間、ようやく照英ヘッド作りがエンディングを迎えようとしている。心なしか照英も嬉しそうだ。
先月はじめ頃、3Dプリンタでの照英ヘッドを作りを終えていたのだが、作った後はやはり人々のリアクションを得たくなるのが製作者の性というもの。フォロワー数僅かのtwitter初級者()である僕がツイートしたところでその反応は薄いので、制作途中の静止画を編集して動画に仕上げ、ニコニコ動画へ投稿してみた。で、投稿直後の1週間は閲覧数100以下の底辺動画だったのだが…
制作を終えて
家でよくBSの旅番組を見る機会が多いが、たびたび照英が出演しているのを目にする。何度も見ているうちに、底抜けに爽やかな彼の人となりに惚れ、そしてコラブームに便乗して粘土をこね、照英のために3Dプリンタを買ってデジタル造形、出力を行った。作った照英は制作後も自宅で大切に飾っており、僕をいつでも見守ってくれている。
ニコニコ動画で制作プロセスをまとめて投稿した後に話題になってしまい、これは本人、事務所に知られる事となると怒られるかなぁと危惧したものだが、僕の照英に対するリスペクトを感じ取ってくれたのか、はたまた似ていないのでスルーされたのかは定かでは無いが、どちらにしろ成果は自分の宝物として嬉しいし、ネット上で様々な反応を見れたのでよい経験になった。